昨日、こんな記事がでました。今年に入ってこの件に関する記事が出てくるのは二度目です。
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グローバル化に対応した英語教育の在り方を検討する文部科学省の有識者会議は26日、「アジアトップクラスの英語力育成」を目標に掲げ、大学入試での評価方法を見直し、具体的な学習到達目標を定めて小学校から一貫した教育に取り組むなどとした提言書をまとめた。文科省は、中央教育審議会で授業の詳しい内容などを検討する。
提言では、高校卒業時に「聞く、話す、読む、書く」の4技能を生涯にわたって使える力を身に付けるべきだと指摘。文法や訳文に偏向しがちな教育を見直すため、4技能をきちんと測定できるTOEICなどの外部試験を大学入試で活用するよう求めた。同省は2016年度入試への反映を目指し、学校関係者らによる組織を立ち上げ、年度内に評価方法などの指針を策定する方針。
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2016年の大学入試でTOEICなどの外部試験を使いなさい、ということは、2年後!
ということは、いまの高1生は、入試でTOEICなどになるかもしれないということ、ですよね。
また、この記事で気になるのは、ニュースソースによっては、外部試験のところが、TOEFL、英検になっていたり、TOEICになっていたり…。
4技能については、TOEICでは「聞く、読む」しかカバーしておらず。英検は、まあ「話す」二次もあるけれど、大したことはない。この二つならまだ安心。
しかし、もしも、TOEFLなどが採用された場合、おそらく9割の受験生は撃沈でしょう。このレベルは相当高い。
だって、いきなり画面にでてきたテーマについて、45秒後に自分の考えを述べよ、なんていう問題がざらですから。
2016年はないにしても、2020年、オリンピック年にはおそらく実現しているかもしれないこの話。
どうなるのか。ほんと、日本人の現場の英語力を知っている関係者からみると、そら恐ろしい話です。
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