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YEC ユア・イングリッシュ・コーチ

 いまさら聞けない英文法

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2007年12月

“I hear you.”

Happy New Year!
皆さん明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します。年末年始は、バタバタとレッスンが立て込み、忙しい日々でした。
さて、コラムは、Yumiko先生のまたまた素敵な御話。I hear you. とっても英語的なフレーズです。
これはとても心のヒダに触れる、heartwarmingな言い回しですね。ではお楽しみください!
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日本ではアパートをシェアしている人は少ない様ですが、アメリカではほとんどの大学生が経験することです。大学の事務局にはシェアのブックがあります。女性が男性の、反対に男性が女性のルームメートを持つ事も普通のことです。経験がないと驚くかも知れませんが、スペースが広いので抵抗はありませんね。部屋に鍵がついているし。冷蔵庫もシェアするので、自分のミルクが飲まれていたり、アイスクリームが食べられたりすることは時々ありましたが。だから名前を書いていました。自分も間違えない様に。
ただ単にシェアするだけのドライな関係が多いのですが、時には顔を会わせた時に、話しをします。まあ職場の同僚に近い関係かもしれません。
ニューヨークでアパートをシェアしていた頃、ルームメートのこの言葉に幾度となく救われたものです。話すだけで気分が楽になることってありますよね。微妙なニュアンスは日本語でも伝えることは難しいもので、それが英語という異文化を通してとなるとなおさらの事。
最初にこの言葉を聞いた時は、「聞いてるわよ。」ってこと?と思ったのですがそれなら現在進行形になるはず。でも”I’m hearing.”ではなく”I’m listening.”ですね。相手が上の空で、”Are you listening?”(聞いているの?)とは言っていないのに、どういうこと?
例えばテレビのニュースで何かの事件、あるいは社内で転勤等のニュースを聞いたのならば、“I heard.”が適切。コーヒーショップに友達と一緒の時、隣のテーブルの会話が聞こえました。あなたの意思に関わらずに聞こえたのだから、”Did you hear that?”(今の聞いた?)が正しいですね。さらに、何か物音が聞こえた時もこの”hear”を使います。”Did you listen?”は間違い。

ルームメートは私が切々と話している事に対し、「聞いてるわよ。」と言ったのではなく「あなたの気持ちすごく良くわかるわ。」という意味だったのです。相手の心情が伝わってきた時に出てくる言葉です。”I understand.”も使いますが、”I hear you.”はぐっと気持ちが近づく、感じでしょうか。
さらに、同じような経験があるのならば、”I was there too.”(私にもそんな事があったわ)のフレーズも使います。これも英語独特の言いまわしですね。「そこにいたわ」だけではなく、状況によって経験をも意味するんですね。簡単な英文ですが、この一文で表現が豊かになります。

“hear”の効果って凄い。ただ「聞く」という意味だけではないのです。現在形で使う事により微妙な気持ちを伝えられるんです!こんな言い回しをあなたのボキャブラリーに加えて、表現力の隙間を埋めていきましょう。英語がさらにおもしろくなります!

2007年12月

英語の映画っていつになったら聞き取れるようになるの?

今年ももうあとわずか。DVD鑑賞でもしようと思っている皆さんへ。
英語のセリフ、聞き取れますか?これは慣れた人でもなかなか難しい。今回は、Asami先生、このテーマについてコメントを寄せてくださいました。いいアドバイスもありますので、ぜひご参考に。
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こんにちは。このあいだ、映画「プリティ・プリンセス」のDVDを借りてきて、ゆるりと自宅で見ておりました。思えば、映画の中の英語は、英語の教材などと比べたらとても早口ですよね。いちいち単語を追っていては頭の中で整理し切れないくらいです。
私は普段、「リスニングの教材で何かいいのはありませんか」と生徒さんに聞かれて、いくつか紹介していますが、そうですね、初級の方にはNHKの英語講座、上級の方にはアメリカやイギリスのテレビ・ラジオニュースを録音した教材をよく薦めています。
そうして、生徒さんが例えばNHKの英語講座で聞き取りの練習を半年ほどして、「ようし、結構楽に聞き取れるようになったぞ」と自分の進歩に満足したとします。しかし、英語で映画を見たりニュースを聞き取れるようになるにはおそらく程遠いと思うのです。
Am I right? (私の言っていること、正しい?)
とか
I have no doubt. (間違いないと思います。)
というような短い文でさえ、文字に書き下して「さあ、こう言っているんですよ」と示されたとしても、「え、この文字がこの音になるの?」とお眼目パチクリだと思います。それでは、それまでのリスニングの練習がまるで無意味なんだろうかとも一瞬思いましたが、やはり基礎あってこその積み重ね練習が効を奏するのであって、特に初級の方には、映画から程遠いと思われる毎日のリスニング練習は欠かせないと思うのです。
ネイティブの子供達は、生まれてから映画レベルの英語の世界にいきなり放りこまれていて、NHKの英語講座のリスニング練習は決して経ていませんが、私達日本人が特に大人になってから、何の準備運動もせずに映画の世界に入るのは辛いと思います。日本にいて英語を勉強する限りはある程度の理屈による整理や、練習プログラムの組み立てが必要で、その一段階として私はNHKの英語講座のような、非現実的な明瞭な発音と、学習しやすさを考えた丁寧なスピードのリスニング教材を薦めています。
 それを基にどうやって映画の世界の英語レベルにジャンプするか、それが問題ですよね。難関だと思います。どういうアドヴァイスをすべきか思案は尽きません。
 ある程度聞き取れる方は、字幕を付けたり消したりしながら、同じ場面を何度も聞くこと。あまり聞き取りに自信がない方は、大型書店でスクリプト本を買われて、本を片手に同じ場面を何度も聞くことだと思います。スクリプト本にざっと目を通して、なるべく短い文から挑戦するのが良いと思います。短い文はたいてい、その映画の中だけではなくて、日常良く使われる表現だからです。
 昔は映画を見ていても、パッと聞いてパッとわかる友達が羨ましかったですけれど、落胆と自信と恥ずかしさと憧れとが絡む中、練習を重ねて、どうにか今はわかるようになってきました。
気楽にがんばりましょうね!

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